用語集一般化可能性（→P.140，外的妥当性）クラスターランダム化試験，非劣性試験（→P.136）88 2 ）CONSORT声明 RCTは，厳格に計画・実施され，その過程が透明性をもって報告される必要がある。方法論上の厳格性を欠く場合，RCTの内的妥当性は損なわれる。そのため，RCTの研究方法と結果について，透明性の高い情報が論文で報告される必要がある。 CONSORT2010の日本語翻訳版はCONSORT公式ウェブサイトにおいて無料で公開されている（http:／／www.consort-statement.org／downloads／translations）。 なお，CONSORTは，群間並行ランダム化試験を対象としている。クラスターランダム化試験や非劣性試験にはCONSORT拡張版が適用される。 次項以降，以下の課題論文を題材に，CONSORTに沿ったRCTの読み方を解説する。内的妥当性を高めるためにさまざまな除外基準を設定することで，逆に一般化可能性は損なわれる。ランダム化比較試験（RCT）のメリットとデメリット
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