Ωθy=● 点Pを中心に持つ球を通過する放射線(粒子)に関して,フルエンスは点Pでの放射線場の量を定義● フルエンスは単位面積当たりの入射粒子数,エネルギーフルエンスは単位面積当たりの放射エネルギ● 放射線の物質との反応の生じやすさを定量的に表す指標として断面積sがある。● 標的物質の断面積が大きいほど,相互作用する確率が高い。● 断面積には散乱と反応の2種類がある。入射放射線のうち微小立体角dW内に散乱される断面積を微●ds/dWを全立体角で積分すると全断面積s(単に「断面積」ともいう)になる。第1章第2章第3章第4章第5章第6章第7章第8章第9章第10章第11章第12章第13章第14章第15章s=(dsdWdW 微分断面積dσ/dΩ通過する粒子粒子束(フラックス)入射粒子標的中心点P断面積■■断面積:σ反応確率:大反応確率:小散乱粒子微小立体角■● フルエンス(m−2)断面積daの球に入射する粒子の数dNをdaで除した商● エネルギーフルエンス(J・m−2)断面積daの球に入射する放射エネルギーdRをdaで除した商● 断面積(m2)標的物質あたりに起きた相互作用の平均数Nを粒子フルエンスΦ(単位面積当たりの入射粒子数)で除した商NF● 全断面積(m2)45する。ーである。補 足ICRUの定義では,(粒子)フルエンスは球面フルエンスのことを示し,放射線の入射角度に依存しない。一方,平面フルエンスは一方向の平行な粒子Nが断面積daに入射する場合で,入射角度に依存する。▲ 反応断面積分断面積ds/dWといい散乱の方向依存性を示す量として定義される。F=dNdadRdas= 2 放射線の量と単位▲ (粒子)フルエンスとエネルギーフルエンス
元のページ ../index.html#5