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• 左乳房9時方向に21×13×18 mmの境界明瞭な分葉形腫瘤がある。一部に嚢胞性部分が認められ,嚢胞内腫瘤と考えられる。充実性病変の立ち上がりは急峻である。充実性部分は脂肪とほとんど等エコーかわずかに低いレベルとなっている。血流は多く,歪みの低下が認められ,ES 4と高値を示した(画像なし)。乳管内乳頭腫として問題はないと考えるが,画像的にはDCISも完全に否定するのは難しい。• 乳管内乳頭腫(針生検)• 乳頭状増殖を示す乳管上皮細胞のfragmentを多数認めた。上皮細胞核には強い異型は認めず,overlap,streamingがみられ,二相性が保持されていた。CK5/6では陽性細胞がモザイクパターンを示していた。乳管内乳頭腫の像であり悪性所見はみられない。リー3となる。超音波:Bモード右左超音波:カラードプラCC view超音波:Bモード(無エコーがみえる)腫瘤14●  165腫瘤境界・辺縁の所見明瞭平滑カテゴリー2カテゴリー3内部に粗大石灰化を有する場合,あるいは明らかに脂肪を含む場合はカテゴリー2とする。乳腺組織の少ない乳房において高濃度の場合はカテゴリー4とする。超音波所見最終診断診断のポイント境界明瞭平滑な圧排性発育をする腫瘤であり,基本的にはカテゴ

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