右カテゴリー1 or 2左カテゴリー4左 • 左乳房C区域を中心にA区域にかけて境界不明瞭〜地図状の低エコー域が認められる。低エコー域内には点状高エコーが認められ,血流も亢進していた(画像なし)。正確な広がりを計測するのは難しいが,腋窩方向末梢からC区域全体とA区域にわたる広範な広がりと考えられる。• 両側乳房ともにBPEが極めて強い。左乳房C区域にはさらに強い区域性の染まりがあり,この部分が病変(DCIS)に相当する可能性が高い。• DCIS• 平坦型,低乳頭型,篩状型。癌胞巣内に分泌型石灰化を含む• 広がりは3.7×6.0×2.5 cmMRI:造影矢状断像超音波:BモードCC view石灰化8● 227石灰化明らかな良性石灰化皮膚,血管,線維腺腫乳管拡張症円形,中心透亮性石灰乳石灰化縫合部異栄養性形態微小円形(punctate)淡く不明瞭(amorphous)分布びまん性領域性カテゴリー2カテゴリー2カテゴリー3カテゴリー5集簇性カテゴリー3カテゴリー3線状区域性カテゴリー3 or 4多形性(pleomorphic)微細線状・分枝状(fine-linear)カテゴリー4カテゴリー5カテゴリー5カテゴリー5超音波所見MRI所見最終診断診断のポイント石灰化は左優位であるが両側性である。分泌型石灰化でmilk of calciumを含むため診断が難しいが,石灰化の密度が左乳房で区域性に非常に高く左右差があり,背景濃度が高いことから,十分に乳管内成分優位型乳癌を考慮する必要がある。
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