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1) Minds診療ガイドライン選定部会 監:Minds 診療ガイドラインの作成の手引き2007.医学書院,2007 2) 小島原典子ほか 編:Minds診療ガイドライン作成マニュアル2017.公益財団法人日本医療機能評価機構,2017 3) GRADE:The grading of recommendations assessment, development and evaluation(https://www.gradeworkinggroup.org) 4) 日本乳癌学会 編:乳癌診療ガイドライン 2疫学・診断編 2018年版.金原出版,2018表2 推奨決定のためのエビデンスの確実性(強さ)A(強)効果の推定値に強く確信がある効果の推定値に中程度の確信があるB(中)効果の推定値に対する確信は限定的であるC(弱)D(とても弱い)効果の推定値がほとんど確信できない画像診断ガイドライン2021年版の概要いるのかを知ることで,実際の診断介入の参考にしていただきたい。また,一度の投票で決定されたのか,複数回の投票で合意に至ったのかで意見の相違があるか否かも理解できるようになっている。つまり,現場でshared decision makingをする際に,専門家の間でも意見が分かれていることを患者さんと共有したうえで,最終介入の手段を決定していただければと考えている。3回の投票で合意に至らなかったものは,「合意率:合意に至らず」と記載した。どこで意見が分かれたのかを知ることができるので介入手段の決定の際に参考にしてほしい。7 外部評価今回の改定を行うにあたり,後記の外部評価リストにある学会に各領域の標準的撮像法・BQ・CQ・FQの原稿を送付し,外部評価を受けた。また,前版ではMindsによる出版後外部評価も受けており,今後も改訂毎にMindsによる出版後外部評価を受ける予定である。8 資金源本ガイドライン作成・改訂のための費用はすべて日本医学放射線学会が負担し,外部資金の提供は受けていない。9 利益相反(COI:conflict of interest)本ガイドラインの発刊は,日本医学放射線学会の承認を受けた事業であり,ガイドライン作成・改訂のための費用はすべて学会が負担し,助成金や研究費など一切の外部資金を受け入れていない。本学会のCOI規定に基づき,ガイドライン作成に関与したすべての委員(中央委員,各小委員会委員および外部委員)の過去3年分の利益相反の状況を確認した。推奨決定会議での投票の際には,利益相反(経済的COI,学術的COI)を自己申告し,COI不適格の場合は当該CQの投票を棄権することで意見の偏りを防ぐ努力をした。各委員のCOIは日本医学放射線学会のホームページ(http://www.radiology.jp/)に掲載されている。⓾ 今後の予定本ガイドラインは金原出版株式会社より出版物として刊行後,日本医学放射線学会のホームページに随時公開する予定である。7

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