bacd ないためである19)。また,線源強度の計測に際しては,湿度の影響が無視できる計測環境(約30〜75%)であることを湿度計により確認するのが望ましい6)。 125Iシードの線源強度の計測では,数pA程度の微量な電流(または積算電荷)を出力信号として計測する。そのため,線源強度の計測に際して選択する電位計の尺度(スケール)で範囲(レンジ)が適切に作動しているか確認しなければならない。以下に,具体的な方法例を示す。 (1)空のホルダで,電流(または積算電荷)を計測する(計測値Rdgn)。 (2)ホルダに125Iシードを入れて,(1)と同様の計測をする(計測値Rdgs)。 (3)〔式3〕により,信号に対するノイズの割合NSR(%)を求める。 Wisconsin大学による校正では,NSRが校正証明書に記載されている不確かさの半分を超える場合には,その電位計のスケールを計測に使用すべきでないと勧告している。また,125Iシードの線源強度の計測で,最も大きな誤差の要因は漏洩電流(リーク)である。計測の際は,少なくとも数本に1回はホルダのみでリークを計測し,RdgnをRdgsから差し引いて採用することが推奨される。b.加圧ガス封入電離箱式 検出器の有感領域にアルゴンを代表とした気体を加圧封入したウェル形電離箱線量計であり,核医学領域で頻繁に利用される(通称ドーズキャリブレータ)。国内で利用される代表的NSR=(RdgnRdgs)・100 231●図3 Standard Imaging社製の電位計MAX 4000 Plus(a),ウェル形電離箱線量計HDR 1000 Plus(b),ホルダ(c),通気孔(d)C.低線量率(LDR)小線源治療のQA・QC〔式3〕
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