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A18章a.適応基準 JASTRO公認の「密封小線源を用いたハイブリッドアプリケータによる加速乳房部分照射ガイドライン」2)に従う。 現在,早期乳癌に対する標準治療は乳房温存療法(乳房部分切除術+術後放射線治療±全身療法)であり,放射線治療は患側乳房全体へ50 Gy/25回を照射する。近年は42.56 Gy/16回など寡分割照射も広がりつつある。 こうした全乳房照射に対し,照射標的を腫瘍床に限局して有害反応の軽減を図り,かつ1回あたりの線量を増加させて照射期間を短縮する加速乳房部分照射(APBI)が提唱された。APBIには術中照射,強度変調放射線治療(IMRT),遠隔操作式後装填法(RALS)などさまざまな手法が存在する。 SAVIⓇはstrut-adjusted volume implantの略称で,APBI用のRALSアプリケータである1)。米国で開発され,国内では2013年6月に医療機器として承認された。複数のカテーテルを束ねた「泡立て器」のような形状が特徴で,閉じた状態で挿入した後に体内で拡張させ,切除壁にカテーテルを密着させて照射を行う(図1)。シングルデバイスで挿入手技が比較的容易で,かつマルチチャネルで柔軟に線量分布を作成できるという意味でハイブリッドアプリケータとも称されている。159159●図1 SAVIA.SAVIはじめに適 応SAVI乳 腺

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