各部位におけるMR検査A 検査の準備章①①②④③B 撮像断面5 脊椎・脊髄 ● MR装置のレーザー投光器を用いて目的部【セッティング】【撮像断面】 ● 位置決めは,1度に3方向(冠状断・横断・矢状断)を撮像できるシーケンスが有効である。ただし,胸椎・胸髄MR検査では,撮像する胸椎の椎体番号を把握するために,①腰椎・腰髄(頸椎・頸髄)の矢状断位置決め撮像→②胸椎・胸髄の冠状断位置決め撮像→③胸椎・胸髄の矢状断像→④胸椎・胸髄の横断像という手順を取る。 ● 脊椎・脊髄MR検査では,はじめに矢状断像を撮像し,その矢状断像をもとに横断像の撮像断面およ ● 矢状断像は脊髄に水平とし,横断像は矢状断像から椎体および椎間板の角度に合わせる。び撮像範囲を設定する。一般的に,各脊椎とも同じ手順を取る。 ● 脊椎・脊髄用コイルに被検者を仰臥位で寝かせ,体幹部や四肢が動かないように固定用バンドでしっかりと固定する(膝枕を膝下に入れると下肢が安定する)。 ● CSFの拍動によるモーションアーチファクトを軽減するためにPG(①)を装着することもある。位に応じたゼロ(0)位置を設定する。28513
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