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Be 04文献柳沼裕嗣ほか:日臨外会誌77:1622-1625,2016Be97%は無症状で,予後良好である。定 義細気管支,肺胞道,肺胞内を器質化した滲出物が充填し,限局性結節を形成した炎症をさす。特発性以外にも膠原病,放射線照射後,感染,薬剤性,有毒ガス吸引などの病態で同様の画像所見を呈することがある。臨床情報・予後中高年,喫煙者,男性に多く認められ,肺気腫を合併していることも少なくない。60画像所見形態画像:肺末梢の境界明瞭な充実性結節を示す。辺縁不整の場合もある。胸膜と連続する線状陰影,pleural tagが認められることがある。機能画像-血流:動脈相早期から内部不均一な増強効果を示す。機能画像-代謝:異常集積を示す。病理所見マクロ:白色充実性で境界明瞭な結節。細気管支より末梢の気道内にポリープ状に突出する線維性組織が増生する。ミクロ:肺胞隔壁へのリンパ球浸潤と末梢気道内のポリープ状の結合組織を認める。好塩基性基質を背景にリンパ球,形質細胞,組織球,線維芽細胞が増生する。限局性器質化肺炎Localized organizing pneumonia

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