07129T
8/10

BST 04文献Weiss SW, Goldblum JR:Enzinger and Weiss’s soft tissue tumor. 4th Ed, Mosby,2001境雄大ほか:日臨外会誌 71:1154-1158,2010272長期の経過で再発75%,腫瘍死50%と悪性度が高い。定 義高分化型脂肪肉腫が様々な形態と悪性度の非脂肪性肉腫へ進展したものをさす。臨床情報・予後高齢者の後腹膜,四肢,精索などに発生する。巨大な無痛性腫瘤として発見される。画像所見形態画像:高分化成分と脱分化成分の境界が明瞭なことが多い。高分化成分は脂肪信号を示す。脱分化成分には脂肪信号はなく,内部不均一である。機能画像-血流:高分化成分に増強効果は殆ど見られない。脱分化成分は強い増強効果を示す。機能画像-代謝:高分化成分は集積を示さない。脱分化成分は強い集積を示す。病理所見マクロ:高分化成分と脱分化成分の境界は明瞭なことが多い。ミクロ:脱分化成分は多彩で未分化多形肉腫,線維肉腫,粘液線維肉腫,血管肉腫など。骨・軟骨,平滑筋・横紋筋への分化を示すこともある。MDM2,CDK4は脱分化脂肪肉腫の90%で陽性である。脱分化型脂肪肉腫Dedifferentiated liposarcoma

元のページ  ../index.html#8

このブックを見る