図1CT・MRIA:単純CT(骨条件),B〜G:MRI[B:T1強調像,C:T2強調像,D:拡散強調像,E:ADC map,F,G:造影脂肪抑制T1強調像(F:横断像,G:冠状断像)],H:FDG-PET骨条件の頭部単純CTで前頭骨傍正中左側に13 mm大の辺縁不整な透亮像が認められる(A)。T1強調像で軽度低信号,T2強調像で軽度高信号,内部に小嚢胞様結節がみられる(B,C)。拡散強調像では軽度高信号,ADC値は,1.03×10-3 mm2/secで強い拡散制限は認められない(D,E)。造影脂肪抑制T1強調像では充実部に増強効果が認められ,さらに病変と接する硬膜や帽状腱膜の肥厚と増強効果もみられる(F,G)。上矢状静脈洞への浸潤は認められない。FDG-PETでは集積亢進がみられる(SUVmax 13.0,H)。現病歴前頭部正中に弾性硬の膨隆を触知し,当院受診。ABCDEFGH205case56主訴● 前頭部膨隆50歳台,女性症 例
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