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痛みのOPQRSTとは下記
のように症状を分析するこ
とで鑑別診断や疾患の重症度と緊
急度を評価するチェックリストで
ある。
O(onset):発症様式
P(provocative/palliative factors):
増悪/寛解因子
Q(quality/quantity):性質と程度
R(region/radiation):主な部位と
放散部位
S(symptoms associated):随伴症状
T(time course):時間経過
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突然発症の病態の時は、患者さん自身
がその瞬間を克明に覚えていることが
多い。突然発症の重篤な病気には下記のよう
な例がある。
・つまる : 脳梗塞、心筋梗塞、肺塞栓、
上腸間膜動脈血栓症
・さける : 大動脈解離、椎骨脳底動脈解離
・やぶれる : 脳動脈瘤破裂、消化管穿孔、
食道破裂
・ねじれる : 卵巣茎捻転、S状結腸捻転
50歳女性。主訴「頭痛」
既往:10年前から高血圧。5年前から緑内障。
内服薬はエナラプリル10mg。
タバコ:- 酒:-
痛みのチェックリスト:
O(onset):「突然」の発症
P(provocative/palliative factors):動くと痛みが増悪。暗室で軽快
Q(quality/quantity):圧迫されるような感じ。5/10程度
R(region/radiation):主な部位は右眼の奥付近。放散部位はなし
S(symptoms associated):悪心・嘔吐
T(time course):1時間前よりの持続痛。痛みの程度は同じ
バイタルサイン:BP 140/70 HR 70 RR 14 BT 36.2、意識レベルは清明
痛みは
OPQRSTで
症状を分析
しないとね…