DHLEIFJGKMNOP217・病変の状況:残胃噴門前壁中心のⅡa+Ⅱc病変。深達度は微妙であるが,残胃でもあり,まずESDを施行する方針となった。CFMしか実施していなかった時期の症例。前例とちょうど前後反対の病変だが,大弯唇への伸展は本例の方が広い。D. 一番届きにくい大弯唇大弯側の粘膜切開をまず行い,次いで体上部小弯側の粘膜を残すように逆C字型に粘膜切開した。E. 切開縁の分岐血管。F-H. 反転操作で体上部後壁からフラップを形成。フラップ下に潜り込むことでスコープは安定し大弯唇上の粘膜下層にトラクションをかけ剥離を行った。I-K. 斜走筋の領域まで十分に剥離し,病変を小弯側にシフトさせた。L. 小弯側の粘膜切開・トリミング後。M. 斜走筋小弯側境界の太い穿通枝を処理して剥離を完遂した。N. 切除後の状態。本例は小さなSMTが存在していたので切除後鉗子で摘除した。↑oralO. 切除標本。50×45 mm。P. 病理組織診断:0-Ⅱc,25×14 mm,tub2>tub1,pT1b1(400μm),UL0,Ly1,V0,断端陰性。pT1apT1b1.噴門部症例3-1-1-2)残胃噴門部前壁 Ⅱa+Ⅱc / CFM
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