Ⅳ 章2 苦痛に対する緩和ケア37図1 難治性の痛みに対する治療のアルゴリズム痛みの包括的評価と原因の同定がん疼痛か非がん性疼痛かがん疼痛原因に応じた治療・抗がん治療・合併する感染症 への治療など非オピオイド鎮痛薬(NSAIDs・アセトアミノフェン)・オピオイドによる薬物療法を行っているか行っている行っていない疑うオピオイドの痛覚過敏を疑うか疑うオピオイドの不適切使用を疑うか持続痛突出痛副作用が許容できる範囲でオピオイドを増量非オピオイド鎮痛薬(NSAIDs・アセトアミノフェン)の投与について見直し・検討オピオイドスイッチング他のオピオイドが無効の場合に用いるオピオイド(メサドン)の使用を検討苦痛の強さ,治療抵抗性の確実さ,予測される生命予後を評価非がん性疼痛非オピオイド鎮痛薬(NSAIDs・アセトアミノフェン)・オピオイドによる薬物療法オピオイドの減量中止オピオイドの適正使用へ調整効果なし持続痛か突出痛かレスキューの見直し評価効果なし相応持続的な鎮静薬の投与を検討非がん性疼痛への対処・急性痛の治療・慢性疼痛の治療指針 に沿った治療効果あり評価効果なし評価効果なし効果あり評価継続効果あり評価効果なし鎮痛補助薬の使用を検討放射線治療・IVR・神経ブロックの適応を検討オピオイドの投与経路の変更効果あり継続相応でない継続効果あり継続心理的因子への介入・ケア・リハビリテーションなど継続痛みの再評価日常生活が許容できる範囲の痛み治療の模索・治療の見直し
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