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敗血症初血液培養・ACCM/PALSのガイドラインでは蘇生バンドルの項に『抗菌薬投与を遅らせないように,血液培養を採取』とある。つまり抗菌薬投与を急ぐべきという前提に立って書かれている・また初期対応にも関わらず,状態が改善しない場合,refractory septic shockと呼ばれ,ECMOを要する可能性が高い。対応可能な医療機関は限られ,搬送先の確保は非常に重要である6)・筆者は抗菌薬投与を1-3時間以内に投与すればよいと考えている。重症敗血症以上の病態を考慮しているなら,抗菌薬投与に躍起にならずに可及的に必ず複数セットの血液培養を採るべきであるCh.201131期対応評価項目*のいくつか組織還流悪化のサイン気道確保・静脈路・骨髄路確保・臓器障害,ショックの評価敗血症性ショックの疑い初期治療と反応性評価■20mg/kgの等張性晶質液ボーラス■低血糖と低Ca血症の補正■血液培養採取後,抗菌薬投与反応なし再評価*,†輸液不応性ショックアドレナリン:0.05-0.3γ,ノルアドレナリン:0.05-0.3γ⑤毛細血管再充満時間>2秒,⑥低血圧,⑦頻脈,⑧意識レベル低下,⑨乏尿追加治療■間欠的動脈圧測定■気管挿管・人工呼吸開始を考慮■アドレナリンを使用再評価*,†反応なしカテコラミン不応性ショック追加治療■心収縮不良…アドレナリン■末梢血管拡張…ノルアドレナリン■血管内容量不足…20mg/kgボーラス■末梢血管収縮…PDEⅢ阻害薬 ニトロ化合物などカテコラミン不応性ショックの持続再評価*,†反応なし体外循環補助も考慮可能評価項目*: ①末梢,中枢の脈拍触知不良,②末梢と中枢体温較差,③皮膚色不良,④末梢冷感,評価項目†:①心エコー,②乳酸値●敗血症の初期対応(J-SSCG2016のアルゴリズムより一部改変)

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