**抗菌薬・敗血症認知後1-3時間以内に抗菌薬を速やかに投与する(アドバンスドレ市中発症クチャー参照)・『広域抗菌薬』とだけ推奨されているガイドラインもあるが,どれだけ重症であっても,どの感染巣で,どの起炎病原体の可能性が高いかを評価する姿勢を忘れないEmpirical therapy以下,患者のリスクに合わせて考える1. 気道感染症を考慮:意識状態なども同時に評価し,気道感染症のみと考え・セフォタキシム300mg/kg/day分4+バンコマイシン60mg/kg/day分4インフルエンザシーズンは上記にオセルタミビルを追加する 中枢神経感染症の合併(肺炎球菌性肺炎+髄膜炎:Austria症候群)を考慮した場合,Chapter 2-2.中枢神経感染症」の項を参照2.中枢神経感染症を考慮 生後7日未満 ・セフォタキシム150mg/kg/day分3+アンピシリン300mg/kg/day分3 生後1カ月未満(8-28日) * ・セフォタキシム200mg/kg/day分4+アンピシリン300mg/kg/day分4 生後1カ月以上 ・セフォタキシム300mg/kg/day分4+バンコマイシン60mg/kg/day分4* 6週間未満で,髄液細胞数上昇あった場合,アシクロビル60mg/kg/day分3も加える3.尿路感染症を考慮尿Gram染色までできればよい。その結果に合わせる GNRがみえる,ないし膿尿まで確認できるがGram染色までできない ・メロペネム120mg/kg/day分3+ゲンタマイシン5mg/kg/day分1 GPCがみえる ・セフェピム150mg/kg/day分3+バンコマイシン60mg/kg/day分4セフェピムはGram染色の感度の限界を考慮して,初期のみの使用を考える132た場合
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