気管支喘息をマスターする53アミノフィリン・気管支拡張作用を持ち有効であるが,副作用(発熱時のけいれん誘発)へのMg・欧米にて効果が報告されている4)。日本では一般的ではない。・投与する際はモニタリング(心電図)をすること。・硫酸マグネシウムとして25mg/kgを20分で投与する。投与例硫酸Mg1A(MgSO4として1.2g) +生食100mL(1mL=10mg)そのうち2.5mL/kgを20分で投与イソプロテレノール持続吸入:入院で行う治療・頻回の気管支拡張薬吸入でもコントロールできない場合に考慮する。・通常20分以内に効果が確認できる(心拍数の減少)。無効なら人工呼吸を考慮。・モニタリング必須であり,不整脈に注意する。低K血症にも気をつける。・ベネトリン®持続吸入ではダメなのか?➡日本でベネトリン®とプロタノール®の比較試験が行われ,プロタノール®の有効性/安全性が報告された5)。懸念から小児では使用を控える傾向にある。・使用する場合は,けいれんの既往や家族歴がないことを確認しておくとリスクが下がる。昔はよく使われていたが,近年は使いにくく筆者も使っていない。③パルスオキシメーター,心電図,血圧,呼吸数のモニタリングは必須④酸素濃度50%,酸素流量10L/分で開始⑤SpO2 95%以上を保つように酸素濃度・噴霧量を調整⑥ 効果は早期に発現する。30分で効果判定。通常β刺激薬吸入では脈拍が⑦効果がなければ人工呼吸管理に速やかに移行する⑧効果があれば24時間程度持続し,その後間欠吸入へ移行するイソプロテレノール持続吸入の投与方法① インスピロンまたはジャイアントネブライザーとフェイスマスクを使用② アスプール®0.5%2-5mL(またはプロタノール®L 10-25mL:プロタノール®は吸入薬として保険適用なし) +生食500mL増加するが,呼吸苦が改善すると逆に脈が落ち着くことが多い2
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