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54・・帰宅すると一段階悪化する可能性を考慮しておく。・・家庭での発作増悪時の対応について説明する(p66)。・・再診のタイミングを説明する(図9参照)。・・合併症検索も行う(レントゲン±血液検査)。入院管理:中発作での入院例・・安静度/食事:ベッド上安静,トイレ歩行可,食事フリー。・・酸素の指示:SpO2>95%を目標に酸素投与(当院では努力呼吸が消失すれ・・気管支拡張薬:ベネトリン®0.3mL+生食1mL,定期:1日4回,頓用:・・全身性ステロイド:プレドニン®内服(分2-3),デカドロン®単回(上述)。・・陥没/努力呼吸が消失すれば,(喘鳴は残存していても)ステロイド投与は終人工呼吸管理・呼吸不全には人工呼吸管理を躊躇しない。・近年,非侵襲的陽圧換気療法(NPPV)6)や高流量鼻カニューラ酸素療法(HFNC)7)の有用性が報告されている。・特にHFNCは患児の忍容性もよく,使いやすい。・無効時は気管挿管に移行する可能性も高いので,ICU管理が望ましい。 ■入院管理・・中発作以上で外来加療にて改善が不十分であれば,入院管理とする(不十分であるのに帰宅させるとまた戻ってくることが多い)。ばSpO2基準を>90%へ下げている)。咳嗽/喘鳴強いとき,30分あけて使用可。了する。7日以内であればステロイド漸減投与は不要。Step4 治療効果を判定し,方針(帰宅か入院)を決定する ■帰宅してよい:①+②を満たす場合① 咳嗽・喘鳴・陥没呼吸がほぼ消失,呼吸数が正常② SpO2 97%以上

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