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▍呼吸数確認方法・子どもの胸（胸郭）が上がっているかを確認する。30秒間に胸が上がる回数を測定してその回数を2倍する。ただし，乳幼児であれば必ず60秒間測定する（乳幼児は呼吸の周期が変動しやすいため，短い時間で評価すると過小評価/過大評価になる）6, 7)。38・子どもが泣いてしまうと呼吸数は測定できなくなるため，なるべく泣かさないように注意する。・表1で1SD以上であれば，頻呼吸と判断する。脱水の診断・頻呼吸を認めた場合は，脱水の可能性がある。緊急度の評価・頻呼吸を認めた場合は，バイタルサインに異常のある脱水であり，迅速な対応が必要となる。▍体　温確認方法・体温計を用いて測定する。脱水の診断・体温は脱水の診断に不要である。緊急度の評価・体温の上昇と緊急度は相関しない。ただし，体温の上昇は心拍数や呼吸回数に影響を与えるため把握しておく必要がある。体温が1℃上昇すると心拍数は10回増加するといわれる8)。▍血　圧確認方法・血圧を測定する。低血圧の有無を判断する（表2）。