─27─野崎え、そりゃ、まあカゼはカゼですよ。ねぇ、前田先生?前田ええ? そ、そうっすね、まぁエビデンス的にもカゼはカゼっす。伊藤先生たちはカゼひいたことあるの?前田馬鹿はひかないってことっすか? 自分、馬鹿じゃないんでひいたことありますよ、カゼ。野崎わたしだってあります。馬鹿じゃないんで……。伊藤そりゃそうだよね。じゃ、なんでカゼひいたって思ったわけ? つまり、どんなときに自分がカゼだと思ったの?野崎微熱があって、咳とか鼻水があって……。前田ちょっと頭が痛いみたいな。野崎そうそう!伊藤いいね、他には?野崎あとは、まぁ最終的に治ったらカゼだったかな、って思います。前田確かに……。あっ、でも喉が赤いとかでもカゼっていうことはある気がします。伊藤オッケー、うん、とてもいいね。じゃあ、ここらでいわゆる教科書的なカゼの記載を見てみようか。野崎ちなみに、伊藤先生はどんな教科書を読んでいるんですか?伊藤そうだね、時間があるときには*1基本的に成書って呼ばれる教科書を読むようにしてるよ。基本的には英語の教科書カゼにはム〇ダインって医者の常識でしょ? ね? 伊藤先生。伊藤フフ、先生たち朝からおもしろいね。ム〇ダインの話の前にもっと基本に立ち返ってもよい?そもそも、カゼって何なの?
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