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・低流量酸素システムや高流量酸素システムと分けて,リザーバシス・しかし小児においては,ほとんどの場合,実際には酸素マスクを多少上回る程度の効果しか得られない。この方式を適切に使うためには,マスクを密着させて外気取り込みを最小限にする必要があるが,小児患者ではそれが難しいためである(マスクのサイズ,患者の協力,体動などによる)。・表1に低流量酸素システムごとの酸素投与量,成人に使用した場合に期待されるFIO2の目安を示す。これらを参照し,酸素流量を調節する。・供給されるガスと一緒に,周囲の空気も吸う。たとえば,鼻カヌラから酸素を投与しているときは,そこから供給されるガス流量では到底足りず,周囲の空気も吸っている。そのため鼻カヌラからは100%酸素が供給されているのに,吸入気の酸素濃度が低くなる。・ただし,これはあくまで目安であり,次の3つの要素により変動する。テムとされることもある。表1 低流量酸素システムおける酸素投与量とFIO2低流量酸素システム酸素投与量2L/minまで6-10L/min10-15L/min成人で期待されるFIO2の目安0.24(1L/min),0.28(2L/min)0.4-0.60.6-0.9鼻カヌラ酸素マスクリザーバ付き酸素マスク3241)酸素流量・酸素流量を増やせば,FIO2は上昇する。導入方法

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