2.ヒトメタニューモウイルス1)D Seynaeveet al.J Am Med Dir Assoc 2020;21:104-9.e1.PMID:311015882)S Matsuda et al.Kansenshogaku Zasshi 2012;86:109-14.PMID:2260687760■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■・・『REDBOOK』には接触予防策もとることが記されている。環境中にどの程度の期間生存するかのデータは乏しく,積極的に接触予防策をとる根拠にも乏しいが,感染力が比較的強く,乳児や免疫不全の児では,ときに重大な転帰もとることから,本書でも接触予防策2も付加することとした。・・感染対策の終了:解熱し主要症状が軽快するまで。・・病棟で複数名ヒトメタニューモウイルス感染症を発症した場合には,軽微な上気道症状を含めてスタッフの体調管理には十分注意するとともに,手指衛生の徹底を行う。 ◤とるべき感染対策・・「飛沫予防策+接触予防策2」とする。・・基本的には上気道の飛沫で伝播する感染症であり,飛沫予防策が中心と ◤病棟内で陽性者が見つかったときの対応・・高齢者施設や重症心身障害児病棟でのアウトブレイクの報告から考えると,患者の持ち込みによる直接的な飛沫感染よりは,感染したスタッフからの罹患またはスタッフの手指を介した水平感染が疑われる。なる。
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