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1) Tarnow-Mordi W et al. N Engl J Med 2016;374:749-60 2) Sola A et al. Acta Paediatr 2014;103:1009-18 3) Shankaran S et al. Pediatrics 2006;118:1654-9 4) Kaiser JR et al. J Perinatol 2006;26:279-85 5) Subramaniam P et al. Cochrane Database Syst Rev 2021;10:CD001243 6) Isayama T et al. JAMA 2016;316:611-24・両者ともに急性期の呼吸障害への治療から抜管後の呼吸サポートまで広く用いられ,有効性は差がないとする報告も多い。しかし,呼吸障害が強い場合や未熟性が強い場合は,nCPAP の方が呼吸状態は安定しやすい。・CPAP の気道陽圧効果に,換気補助を加えたモードである。設定した回数,吸気時間で換気を行う。・ベースの PEEP に付加する圧を設定する機種と,付加する流量を設定して圧が加わる機種がある。・CPAP で呼吸障害が残存する場合の選択肢となり,特に努力呼吸が強い,または CO2 貯留があるときに有効である。・自発呼吸には同調しないため,非同調性のために CPAP よりかえって呼吸状態が不安定になる場合があることに注意する。・CPAP に加える換気補助を,自発呼吸に同調させて行うモードが,sNIPPVや NIV-NAVA である。同調させる方法は,フローセンサーや Edi がある。・フローセンサーには鼻マスクやプロングに接続するものや,呼気回路終末に付けるものがある。・NIPPV で呼吸障害がある場合,非同調で呼吸状態が不安定な場合が良い適応である。非侵襲的呼吸管理の中では最も治療効果が高い。・ただし,フローセンサーによる sNIPPV は,治療効果が高いとするものから同調性はそれほど期待できないというものまであり,評価が一定しないところもある。・NIV-NAVA は NAVA 同様,同調性が良好で,非侵襲的呼吸管理の適応を広げている。 ▶ NIPPV(二相性 CPAP 含む) ▶ sNIPPV,NIV-NAVAⅢ章 ハイリスク児226

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