133コ58Chapter 2知っておくべき細菌学的な知識抗微生物薬のトリセツことは抗菌薬の理解にも役立つけて考えるとよい。ただし, スペクトラムがある=第1選択薬というわけではない作用が実臨床ではとても重要であり,薬剤を使用する場合は添付文書を必ず確認するまずはまずはコだけ読んでほしい!だけ読んでほしい!・・①グラム染色による分類, ②嫌気性菌, ③細胞壁をもたない菌を知る・・抗菌薬のカバー範囲(スペクトラム)はβ-ラクタム薬とそれ以外で分・・抗菌薬の作用機序を詳しく知る必要はない。それよりも副作用・相互・・抗菌薬を知るうえで,最低限知っておいてほしい細菌学的な知識がある。それは菌の分類である。・・グラム染色によってpositive(陽性)かnegative(陰性),またcocci(球)かrods(桿)の4つに分類できる(Chapter1-3参照)。・・GPC,GPR,GNC,GNRのうち臨床的に重要な菌の多くがGPC(グラム陽性球菌)かGNR(グラム陰性桿菌)である。・・大雑把に絶対嫌気条件でないと生きられない菌(偏性嫌気性菌)と絶対好気条件でないと生きられない菌(偏性好気性菌)と嫌気でより育ちやすいけど,まあ空気があってもよい菌(通性嫌気性菌)に分けられる。①グラム染色による染色性②好気性と嫌気性抗菌薬
元のページ ../index.html#2