抗菌薬611抗菌薬の作用機序・・その後に主な抗緑膿菌薬,抗MRSA薬,そしてBacteroides spp.な・・重要なことは「スペクトラムがある=治療の第1選択薬というわけでは・・理由は①スペクトラムに含まれる菌でも実際は耐性率が高い場合があ・・主な抗菌薬について,使用が推奨される微生物や感染症を各抗菌薬の冒・・抗菌薬の作用機序は臨床現場で強く意識することは少ない。・・一方で「なぜマイコプラズマ肺炎をセフォタキシムで治療しないの・・抗菌薬の作用機序は主に3つ。・・小児感染症診療の軸であるβ-ラクタム薬は細胞壁合成阻害・・細胞壁をもたない菌(M. pneumoniae・・細胞膜合成阻害(アムホテリシンBなど)は副作用が強い・・30S/50Sサブユニットそれぞれに作用するものがあるが覚える必要どの横隔膜下の嫌気性菌,非定型菌(M. pneumoniaeなど)をカバーする抗菌薬・種類をそれぞれ覚える。覚えやすいように各抗菌薬のスペクトラムを表にした。ない」ということ。り,②抗菌薬選択は患者背景や移行性も踏まえる必要があるためである。頭に記載しているためスペクトラムとあわせて確認してほしい。か?」という素朴な疑問の答えにつながったり,耐性機序を理解する助けや抗菌薬を併用する場合には参考になる。① 細胞壁合成阻害(または細胞膜合成阻害):β-ラクタム薬,バンコマイシンなど((② 核酸合成阻害(DNA複製阻害,RNA合成阻害,葉酸合成・活性阻害):フルオロキノロン系,ST合剤など③ 蛋白合成阻害(リボソームへ作用):マクロライド系,アミノグリコシド系などはないなど)には無効
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