手術手技編04IMA処理41cm程度空ける。Scene033● IMA処理では下記に注意する。① 血管鞘が処理されて血管の外膜が露出していること→処理が不十分だと,剝離鉗子を血管背側に通した際に引っかかりやすく,無理やり広げると出血の原因となる② 血管をクリップする際に,クリップするスペースが十分確保されていること→スペースが不十分だと,クリップオンクリップの原因となる③ 中枢側と末梢側のクリップの間に十分なスペースが確保されていること→スペースが不十分だと切離時にアクティブブレードがクリップと接触する原因となる中枢側に2個,末梢側に1個クリップする。間は5mm~IMAの背側にある神経や大5動脈の損傷に注意し,ティシューパッドを下にしてLCSでIMAを処理する。処理の前にLCSの先端が血管より先にしっかり出ていることを確認する。ピットフォールScene 04-23術中写真で確認
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