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Exposure直腸左側の腸間膜の切離の1際,トラクションが十分でない場合,誤って外側を切ると,性腺血管を切ってしまうことがある。また,この近傍では左の総腸骨動静脈があるため,損傷しないように注意する。Dissection腸間膜の付け根を切る必要2があるが,腸間膜の付け根の内側には尿管が走行しており,視野展開が不十分だと尿管を損傷するおそれがある。Exposure助手左手でダグラス窩近傍の3直腸を持ち2時方向へ,助手右手で外側の膜を持ち外に向け,術者の左手で直腸をしっかり内側にトラクションすることにより,スペースができる。このような展開をすることによって,切るべき位置が明瞭化され,外側に行くのも防ぎ,直腸固有筋膜との間をしっかり切離することができる。080Scene07直腸周囲剝離不十分なトラクション外側を切ると性腺血管の損傷につながる性腺血管不十分なトラクション腸間膜付け根内側の尿管損傷につながる尿管よい視野展開切るべき位置が明瞭のピットフォール1直腸左側:トラクション不良性腺血管・尿管・左総腸骨血管損傷

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