20432T
6/27

〇〇〇〇〇××◎〇#1超音波破砕吸引装置の代名詞特 徴1  現在シェアNo.1の超音波破砕吸引装置2  独自のTissueSelect機能,TipSelectデザインおよび高周波手術装置との接続が可能なCEMなど様々な付加価値が凝縮性能比較① 組織破砕性能frequencyは23 kHz 最大振幅355 μm振幅(amplitude)は10︲100%で10%ずつの10段階調整である。フットペダルによる無段階調節には対応していない。② 組織選択性能TissueSelect モード(別項参照)は組織の持つ弾性特性に応じて選択的な組織破砕を意図した機能。組織の状態および術式に応じて4段階で調節可能である。③ チップの種類肝臓用(23 kHz)としては,・スタンダードチップ(内径1.98 mm)4種類(リユーザブル1種類)・ミクロチップ(内径1.57 mm)・マクロチップ(内径2.64 mm)2種類(リユーザ・ラパロチップ(内径1.98 mm)(リユーザブルのブル1種類)み)【製造・販売】 Integra Japan株式会社 【発売年】 2010年58定 価CUSA Excel+本体 865万円 CUSA Excel 23kHzハンドピース 140万円製品CUSA® Excel+(Integra Japan)写真1.現在シェアNo.1の超音波破砕吸引装置。2.独自のTissueSelect 機能,TipSelectデザインおよび高周波手術装置との接続が可能なCEMなど様々な付加価値が凝縮。特徴サイズ・重量560 mm(W)×710 mm(D)×1320 mm(H)23 kg振動子組織選択性磁歪式電気メスとの連携腹腔鏡対応販売年定価2009年1,170万円製品Sonopet IQ(ストライカー)写真1.国内で販売されている唯一のCUSA®の対抗機種であ特徴2.先端振幅の常時モニタリングによって,設定振幅を常る。に維持。サイズ・重量330.2 mm(W)×442.0 mm(D)×233.7 mm(H)18.28kg振動子電歪式〇(2022年春より搭載)組織選択性電気メスとの連携腹腔鏡対応販売年定価2020年1,200万円CUSA® Clarity(Integra Japan)1.CUSA® Excelの様々な機能をバージョンアップ。破砕性能および組織選択性能がともに向上。2.振動子が電歪式となり,サイズもコンパクトに,セッティングも簡略化。349 mm(W)×457 mm(D)×493 mm(H)29.5 kg電歪式△(2022年内に対応)2018年1,258万円ERBEJET® 2(ERBE・アムコ)唯一のウォータージェット手術デバイス。熱の発生しない高い組織選択性能を誇る。410 mm(W)×370 mm(D)×130 mm(H)11kg△(一部・開腹のみ)2015年1,260万円④ 電気メスとの接続CEM(CUSA Electrosurgery Module)として,先端チップと高周波手術装置との接続を可能とし,ハンドピースのボタンを使って,超音波破砕吸引と同時出力が可能である。⑤ 腹腔鏡への対応腹腔鏡下肝切除用のチップがラインナップされ,共通のハンドピースに接続する方式である。ディスポーザブルの外筒をラパロ用にする。また,腹腔鏡の気腹圧の低下を防ぐために,超音波振動のオンオフと吸引を連動させたLapモードが搭載されている。⑥ コンパクトさ,セッティングのしやすさ振動子が磁歪式であるため,ハンドピース,ケーブル,コンソールが全て重量およびサイズが大きめである。また,ディスポーザブルの外筒・イリゲーションチューブ部分の接続が外れやすく,吸引が効かない,詰まるなどのトラブルが起こりやすく,その対処法に慣れておく必要がある。<総合評価>超音波破砕吸引装置の代名詞であるCUSAの正統な後継機種である。一世代前の機種と比較し,圧倒的にスムーズで静粛性の高い振動,ミスト発生の抑制を実現している。また,CEMやTissueSelect,そしてラパロへの対応など,新世代の必要とされる全ての機能を兼ね備えた標準機種と言える。ixCUSA® Excel+ System製品情報・定価は取材時のものです。製品購入の検討・使用の際にはメーカー担当窓口へのお問い合わせや添付文書等,最新の公式情報をご参照ください。<各製品の解説>「性能比較のポイント」に基づいて各製品を解説しています。▼肝実質破砕装置一覧表62<一覧表>章末には製品の特徴を簡潔にまとめた一覧表を掲載しています(一部の章を除く)。

元のページ  ../index.html#6

このブックを見る