2章胃がん治療ガイドラインの解説cT1a(M)リンパ節転移なしcT1b(SM)リンパ節転移なし適応外内視鏡切除判断適応内視鏡切除eCuraC根治性評価eCuraA/B胃切除縮小手術経過観察遠隔転移なしcT1リンパ節転移ありcT2-4高度リンパ節転移?なし胃切除定型手術p ステージⅠp ステージⅡ,Ⅲ経過観察補助化学療法胃がん限局した大動脈周囲リンパ節転移切除可能な肝転移その他の非治癒因子?ありなしなし術前化学療法切除を考慮拡大手術手術後p ステージⅣ薬物療法対症療法遠隔転移あり細胞診陽性軽微な腹膜転移その他の遠隔転移ありなし胃切除薬物療法放射線療法緩和手術対症療法++化学療法を考慮20図16 胃がん治療法選択のアルゴリズム1 治療の原則 図に日常診療で推奨される治療法選択のアルゴリズム(流れ)を示します(図16)。胃がんの治療法は進行度に応じてこのアルゴリズムにしたがって選択されます。しかしながら,ご高齢であったり,併へい存ぞん症しょうがあったり,全身状態が不良などの理由で,必ずしもこのアルゴリズム通りに治療法が選択されない患者さんも少なくありません。治療の進め方に疑問がある場合は,担当の医師に相談してください。
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