8 高濃度乳房 図2●4つの乳房構成『マンモグラフィガイドライン第3版増補版』まで“極めて高濃度”は“高濃度”とされていましたが、広義の高濃度乳房との混同を避けるために変更されました。脂肪性 乳腺散在 不均一高濃度 極めて高濃度105という欠点があります。そのため高濃度寄りになると偽陰性が多くなるという検査手法としての限界につながるというわけです。マンモグラフィの読影医はこのモダリティとしての欠点を理解しつつ判定を行うわけですが、それが受診者側に十分伝わっておらず、“見逃し”という表現による大きな誤解が新聞記事として報道されたことは本当に残念なことと言わざるを得ません。
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