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❼ 費用対効果 委員の意見は「おそらく介入が優位」で統一された結果となった。議論の中では,海外でのエビデン中中弱中強❸ 介入の望ましくない効果 委員の意見は「小さい」で統一された結果となった。議論の中では,偽陽性はそれほど多くないということで容認できること,MRIは日常の診療で用いられていて患者にとっても許容しやすいこと,造影剤の使用による有害事象の可能性については通常の診療において同意を取得のうえで用いられていることから許容できる,といった意見があった。[協議後の投票結果]❹ エビデンスの確実性 委員の意見は「小さい」で統一された結果となった。議論においては造影MRIによる感度が高いことは明らかであるが,生命予後のエビデンスにおいてはマンモグラフィだけの検診と比べた場合にどれだけの違いが得られるのか等,さらなる研究結果が求められるという意見があった。対象となった研究はすべて造影剤を用いたものであり,非造影でのエビデンスは得られていないことから,現時点では造影剤を用いることが必要であることを明確に伝えるべきという意見があった。[協議後の投票結果]❺ 患者の価値観 重要な不確実性またはばらつきはは「なし」あるいは「おそらくなし」という投票結果となった。患者の価値観においては有害事象をどの程度重視するかと,費用負担に重きを置くかによって考え方が異なり,それらを患者が「重要」と考えるかどうかで変わるかもしれないという議論があった。[協議後の投票結果]❻ 望ましい効果と望ましくない効果のバランス 委員の意見はほぼ「介入が優位」で統一された結果となった。議論の中ではMRIを用いた場合と用いなかった場合の比較であること,新しいエビデンスが得られていることを重視するといった意見があった。[協議後の投票結果]乳癌領域わずか大きい非常に弱重要な不確実性またはばらつきあり比較対照が比較対照がおそらく優位優位小さい小さい12/12名重要な不確実性またはばらつきの可能性あり介入も比較対照もいずれも優位でない2/12名12/12名大きい12/12名わずか重要な不確実性またはばらつきはおそらくなし8/12名おそらく介入が優位介入が優位10/12名[協議後の投票結果]乳癌CQ4さまざまわからないさまざまわからない採用研究なし重要な不確実性またはばらつきはなし4/12名さまざまわからない147

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