1 目的と対象2 記載法の原則1.1 目 的1.2 対 象2.1 臨床所見,術中所見,病理所見2.2 術前治療後の所見2.3 再発癌の所見診・術中迅速組織診を含む。4 Ⅰ.規 約本規約は,わが国の小腸癌治療成績の向上を図るための基盤となる小腸癌の臨床病理学的情報を広く共有するための手段としての小腸癌の取扱い方法を示すことを目的とする。本規約で取扱う小腸癌とは,原発性に小腸に発生した癌腫をいい,続発性に発生した癌腫は除外する。小腸に原発した癌腫以外の腫瘍・腫瘍様病変に関しては,本規約や当該病変の各分類に準拠して記載することが望ましい。小腸は十二指腸,空腸と回腸からなる。本規約では十二指腸に発生した癌腫は取り扱わない。壁深達度(T),リンパ節転移(N),遠隔転移(M)などの所見は,大文字のアルファベットを用いた記号で表記し,所見の程度は記号の後にアラビア数字で示す。所見の程度の細区分が必要な場合はアラビア数字の後ろに小文字のアルファベットを用いて表記し(例:T4a),評価不能または不明の場合は X を用いる(例:NX)。小腸癌の進行度分類(Stage)はローマ数字による分類と小文字のアルファベットを用いた亜分類で表記する(例:Stage Ⅲa)。所見は,臨床所見(clinical findings),術中所見(surgical findings),病理所見(pathological findings)を区分し,それぞれ小文字の c,s,p を所見記号の前に付して表す。 臨床所見 身体所見,画像診断所見,術前診断としての生検組織診・細胞診。 術中所見 手術所見,術中画像診断所見。 病理所見 内視鏡治療および手術治療で得られた材料の病理所見。術中細胞術前治療後の所見であることを示す場合は接頭辞 y を付して表す。術前治療後の臨床所見は yc,術前治療後の病理所見は yp と表す。再発癌の所見であることを示す場合は接頭辞 r を付して表す。例)臨床所見 rT0N0M1a(H),病理所見 rT0N0pM1a(H)
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