図19 18トリソミーにおいてみられる胎児異常所見(2)─四肢の変化上肢では手関節の屈曲が典型的である。手関節は掌屈かつ尺屈し,回内位にあることが多いが,常にこの位置で動かない例もあれば,動きがみられる例も存在する(a〜c)。妊娠中期にはよくみられる,手指のoverlappingもこの時期に確認されることがある(d)が,この時期には手指の所見が特徴的でない例も多いことに注意を要する。下肢の交叉の強さが発見の端緒となる例もあり,膝関節や足関節の拘縮がより強く認められる場合もある(e,f)。934 胎児形態異常の検査1)妊娠初期の胎児超音波検査bacedf
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