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*抗リン脂質抗体複数陽性例抗CL IgG+β2GI依存性CL抗体4/116抗CL IgG+抗CL IgM1/1161❖保険検査と自費検査 2❖子宮の形態異常 第2章10不育症に対するスクリーニング (Morita K, et al. J Obstet Gynaecol Res 2019;45:1997-2006より)(Fuiku-Labo:http://fuiku.jpより)7.9%(106/1,340)偶発的流産・リスク因子不明65.2%(873/1,340)子宮形態異常甲状腺機能異常9.5%(127/1,340)夫婦染色体異常3.7%(50/1,340)抗リン脂質抗体陽性8.7%(116/1,340)第Ⅻ因子欠乏症7.6%(102/1,340)プロテインS欠乏症4.3%(57/1,340)甲状腺機能亢進症 16.5%(21/127)甲状腺機能低下症 83.5%(106/127)均衡型転座    80.0%(40/50)Robertson型転座 20.0%(10/50)抗リン脂質抗体重複陽性例あり*抗リン脂質抗体再検査 陽性    54.0%(20/37) 陰性    45.9%(17/37) 再検査なし 68.1%(79/116)5.2%(6/116)LAC 43.1%(50/116)抗CL IgG 37.9%(44/116)抗CL IgM β2GI依存性CL抗体 16.4%(19/116)第2章 不妊症に対するスクリーニング図1 不育症のリスク因子の頻度 Background 81当院では,2021年に厚生労働省不育症研究班が出した「不育症管理に関する提言2021」を受けて検査項目を分類し,提案している 1, 2)。不育症の原因は多岐にわたり(図1),エビデンスレベルにはかなり差がある。エビデンスレベルにより,推奨検査,選択的検査,研究的検査に分類している。保険診療の認められている検査以外に,保険収載に至っていない検査まである(下線は自費検査)。また,女性の年齢が35歳以上になると流産率が上昇し,特に40歳以上では30〜50%に達するが,卵子の老化に起因する受精卵の染色体異常の増加は無視できない流産理由である 3)。受精卵の選択を考える場合,PGT-Aの適応になる。一定の条件下で不育症検査助成事業があり,検査を受けてから1年以内の申請が必要である。子宮形態異常の診断にはHSG,超音波断層法,MRI,子宮鏡などが用いられる。3D経腟超音波検査が感度・特異度とも高く推奨される。診断確定には子宮鏡検査が

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