2 1.改訂の要点と留意事項● 子宮頸部腺癌の浸潤様式を評価するためのSilvaシステムを掲載した(42頁)。病理診● 組織学的分類から漿液性癌,腺様囊胞癌,すりガラス細胞癌,二次性腫瘍が削除された。● 神経内分泌腫瘍の中に混合型小細胞神経内分泌癌,混合型大細胞神経内分泌癌が追加さ● WHO分類 第5版では間葉性腫瘍,造血器・リンパ性腫瘍,メラノサイト腫瘍,神経内分泌腫瘍などの臓器横断的な腫瘍が独立した章(chapter)で扱われているが,本規約では前版を踏襲して必要と判断されるものを記述した。● 外陰腫瘍,腟腫瘍の分類を掲載した。● 従来「所属リンパ節」と邦訳されてきたregional lymph nodeは「領域リンパ節」とし● 診断の基本は形態(組織像)であり,多くの場合,免疫組織化学は不要である。しかし,ⅠB期が,ⅠB1, ⅠB2, ⅠB3に区分されることになった。また,肉眼的に明らかな腫瘤形成のみでⅠB期とはしない。リンパ節転移はⅢC期となり,傍大動脈リンパ節が領域リンパ節として扱われることになった。断報告様式(例)の記載項目にこれをオプションとして追加した。れた。て記載した。診断に困難をきたす場合は免疫組織化学が補助的役割を果たしうることから,主な免疫組織化学を付録に掲載した(108〜109頁)。
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