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2  1.改訂の要点と留意事項● 癌肉腫は,腫瘍の本質に則して上皮性腫瘍に再分類した(36頁)。● WHO分類 第4版で削除されたギナンドロブラストーマを混合型性索間質性腫瘍の独● WHO分類 第5版では,子宮内膜症とその関連病変が臓器の枠をこえて独立した章(chapter)で扱われることになったが,本規約では卵巣子宮内膜症性嚢胞を卵巣の腫瘍様病変として記載した(55頁)。● 高分化型乳頭状中皮腫 well-differentiated papillary mesothelioma, benignは高分化型乳頭状中皮性腫瘍 well-differentiated papillary mesothelial tumorに名称を変更した(61頁)。● 悪性中皮腫 malignant mesotheliomaは中皮腫 mesotheliomaに名称を変更した(62頁)。● WHO分類 第5版では間葉系腫瘍,造血器・リンパ性腫瘍,メラノサイト腫瘍,神経内分泌腫瘍などの臓器横断的な腫瘍が独立した章(chapter)で扱われているが,本規約では,これらのうち主なものについてのみ記載した。● 診断の基本は形態(組織像)であり,多くの場合,免疫組織化学は不要である。しかし,● 従来の「臨床的取扱いに基づいた卵巣腫瘍の分類」は削除した。ただし,歴史的経緯を示す目的で,規約第1版の表を付録に掲載した(122頁)。なお,同表には,現在は使用されていない組織型もある。脱分化癌,混合癌を追加した(35頁)。立した組織型として追加した(45頁)。診断に困難をきたす場合は免疫組織化学が補助的役割を果たしうることから,主なものを表にまとめて付録に掲載した(118〜119頁)。

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