右眼−3−3−10000000−2−2左眼図13 眼球運動制限の記載法検者が見た通り,右眼は向かって左,左眼は右に,それぞれ6方向の結果を制限の程度に応じて0〜-4の5段階で記載する.図は右動眼神経麻痺の症例で,右眼の内転,上転,および下転が制限されている66■可動範囲の程度から5段階で表記する.■片眼ずつ6方向で,検者が見た通りに表記する.麻痺を診断する検査である.■一眼の眼前に赤ガラスを置き,ペンライトの光を両眼に当てる.■正面位と各注視方向でペンライトと赤い光の位置と間隔を尋ねる.■赤ガラスは左右どちらの眼前に置いてもよい.■視力差がある時は,視力良好眼に赤ガラスを置くほうが答えを得やすい.■最初から両眼に光を当てるのではなく,まず一眼ずつそれぞれの眼で見える光を確認させる.次に赤ガラスを置いた眼を遮閉し,遮閉を解除した直後に赤い光が今見えているペンライトのどの位置に見えるかを尋ねるとよい.c)眼球運動制限の記載法(図13)a)方法b)要点 ▪ 0〜10度 :−4 ▪10〜20度 :−3 ▪20〜30度 :−2 ▪30〜40度 :−1 ▪40度以上 : 0 ▪①軽度の眼筋麻痺の診断 ▪②肉眼的に観察された眼球運動制限の再確認に用いる6 複像検査(赤ガラス試験)(図14,15)■正面位を含む各注視方向における眼位の変化を自覚的に答えてもらい,眼筋
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