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20代ほどのがむしゃらさや根性だけという青臭さもない。知識もついてきたタイミングだと思います。40代になると時間の最大化といった考え方が入ってきますが、30代はひたすら時間を使って働くことができる年代です。寝ないでホテルに泊まり込んで事業の画面構成図をつくったりしたことが、自分を成長させたという実感がありますね。その前提としての「想い」が必要です。気軽に動いてみろというのもアドバイスのひとつだと思いますが、とはいえ強い想いこそが人を突き動かすのは間違いありません。それが金儲けでもいい。その想いで全力で走ってほしいですね。ドクターに対してどのようなアドバイスがありますか?が課題になっていますが、採用に関するアドバイスをお願いします。175坪田:私は、金儲けだけでは医師が起業するモチベーションとしては弱すぎると思います。どこかで世の中の役に立ちたいという熱い想いが持てた人は、走り続けられる。石見先生も経験されているのではないですか?石見:そうですね。坪田:先生はいま49歳ということなので、こんどは40代から50代の石見:40代、50代は30代と比較すると体力も落ちてくるので、最短ルートで行かなければなりません。むしろ人間的な深みが出ているはずなので、チームをいかに早く組成するかが肝になると思います。チームづくりも、熱い想いがないと人はついてきてくれないので、そこに帰結すると思います。坪田:先生の会社には素晴らしい人材が入っていますね。坪田ラボは採用石見:チームづくりの初期は、高校時代などの友人を頼りました。坪田先生のように慶應義塾大学出身であれば、三田会や高校の知り合いを辿るのが早い気がします。坪田:規模が大きくなってきたら、人材派遣会社などを使う?石見:初期に苦労したのはその部分です。マネーフォワードという企業

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