ヘルステック界隈の起業家候補のコミュニティをつくるなど、個人ではそういう動きもしています。ティをつくろうと考えています。ぜひ、コラボしましょう。れたということですが、起業したきっかけは何だったのですか?171坪田:私も慶應義塾大学のベンチャー協議会を中心に、そういうコミュニ石見:よろしくお願いします。石見:私が起業した2004年は、日本の医療訴訟が過去最多となった年でした。医療訴訟が乱発され、医療不信が広がる不健全な状態で、社会が命を預ける医師を信頼できない悲しい状況でした。ちょうど、医療ミスを隠ぺいした「東京女子医大事件」が起こったタイミングです。坪田:そのタイミングで東京女子医科大学に在籍していたんですね。石見:あの事件で、東京女子医科大学に患者さんがいなくなってしまった。それがいろいろ考えるきっかけになりました。この不幸な社会を臨床医の力だけでは変えられないと思い、仕組みを大きく変えないと持たないだろうと思ったのです。原点は、ドクターを救いたいという想いです。ドクターを救うことが、結果的に患者さんを救うことになるからです。さまざまなアプローチがありましたが、当時は社会起業家が流行していて、そこに可能性を感じました。しかし、私は株式会社の形で社会に貢献しようと考え、Supporting Doctors, Helping Patients.というMissionを掲げました。このMissionのもと、民間の立場でさまざまなサービスを、スピード感を持って構築していきました。スクラップアンドビルドを繰り返し、大きなインパクトを残せる事業を見つけたら、そこに突っ込んでいく。坪田:私は医薬品・医療機器の輸入超過問題を何とかしたいという思いが医師は「勝ち組」ではなかった坪田:先生は東京女子医科大学で循環器内科の臨床に携わるなかで起業さ
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