● オーブスキャン® Orbscan®(図₂⊖₆)ではスリット光で角膜をスキャンするので角膜の厚さ,角膜後面曲率半径を実測でき,これらから角膜屈折力を求めることができる。 ● 白内障術後挿入する眼内レンズの度数の計算に用いられる。××眼の屈折系 15図 2‒3 第二次屈折要素図 2‒4 Littmann型オフサルモメータ₂.第二次屈折要素(図₂⊖₃) ● 角膜屈折力 ● 水晶体屈折力 ● 全屈折力 前主点 後主点₃.第一次および第二次屈折要素の値 Gullstrandの模型眼からおおよその屈折要素の値がわかる(表₂⊖₁)。₄.屈折要素の測定(臨床的に測定可能なもの)(1)角膜前面曲率半径(7.7 mm) ● オフサルモメータ(ケラトメータ)(図₂⊖₄),角膜形状解析装置(図₂⊖₅)で測定する。 ● コンタクトレンズの処方,屈折矯正手術の評価などに用いられる。(2)角膜屈折力(43.05 D) ● 角膜屈折力は角膜前面曲率半径,角膜後面曲率半径,および角膜の厚さから求める。ただし,角膜後面曲率半径は測定が困難なため,これを無視し角膜前面曲率半径のみから角膜屈折力を計算で求めている。この場合,角膜後面を無視するため計算に用いる角膜屈折率でこれを補正している。すなわち,同格屈折率として,1.3375を用いている。
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