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後主面18 Ⅱ.眼の光学少異なる現象をいう。ⅰ 球面収差spherical aberration(図₂⊖₉)      レンズの光軸近くを通る光線と,光軸から離れたところを通る光線が結像する距離の差をいう。ⅱ コマ収差coma aberration(図₂⊖₁₀)     斜めに入射した光の球面収差をいう。ⅲ 非点収差oblique astigmatism(図₂⊖₁₁)     経線方向で光の屈折が異なり,直交する2本の焦線を生じる収差をいう。ⅳ 像面湾曲収差 curvature of field(図₂⊖₁₂)     非点収差が除かれても像面が平面にならず,曲がる現象をいう。ⅴ 歪曲収差 distortion aberration(図₂⊖₁₃)     物体の形が歪むこと。歪み方から糸巻歪曲と樽形歪曲とがある。前主面図 2‒9 球面収差厚いレンズであるので,光は前主面に入射して後主面から射出している。図 2‒10 コマ収差(1)単色光(波長が同じ光)の収差(ザイデルSeidelの5収差) 3 収差aberration₁.光線収差とは  光がレンズを通過する位置や方向,あるいは光の波長によって光の集まる位置が多

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