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前庭リハビリテーションの訓練方法第2章231 座位 頭部運動訓練固視する1)(前庭動眼反射の適応)(図2-2)。図2-2 座位 頭部運動訓練レベル2頭部を左右水平回転させながら,同じ速度で反対方向に視標(親指またはカード)を左右に動かしつつ視標をしっかり見る。頭部を上下垂直回転させながら,同じ速度で反対方向に視標(親指またはカード)を上下に動かしつつ視標をしっかり見る。・頭を振る角度は30度くらい,30秒間を目標とする。・ 視標がしっかり見えなかったり視標がブレてしまったりするときは,頭の回転速度を遅くしたり頭部運動範囲を狭く訓練動画QRコード【頭部運動訓練 yaw VOR×2】図2-2したりする。・ 訓練後めまい感が1分程度で軽快するくらいが適切な刺激強度である。15分以上めまいが長引くときは回転速度を遅くしたり時間を短くしたりする。【頭部運動訓練 pitch VOR×2】図2-2■ 頭部と反対方向にyaw(左右水平回転)またはpitch(上下垂直回転)方向に動く視標を■ の訓練(レベル1)を行った後に,■の訓練(レベル2)を行う。

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