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23456■参考文献 1) Pierorazio PM, Cheaib JG, Tema G, et al. Performance Characteristics of Clinical Staging Modalities  画像検査を用いた精巣癌の病期診断において“益”のアウトカムである「正診率(の高い画像検査法の選択)」は患者にとって好ましい効果と考えられる。一方,“害”のアウトカムである「被曝」は患者にとって好ましくない効果であるが,益のアウトカム(患者にとって好ましい効果)の方が大きく,エビデンスの確実性も高いことから,胸部・腹部・骨盤部造影CTを行うよう推奨するに至った。 CT検査は一般に広く受け入れられている検査であり,病期診断のためのCT撮影に関する患者の意向にばらつきは少ないと考えられる。医療費負担はあるものの,身体的負担は大きいとはいえず,正確な病期診断を行うことで治療方針の決定に貢献でき,正味の益に見合ったものとして受け入れられると思われるが,その受け止め方は普遍的とはいえない。 造影CTは保険承認されている検査である。 特になし。 精巣癌の病期診断時に生じる医療被曝の影響に関してシステマティックレビューを行ったが,詳細に検討された報告はなく,有害性は不明で,エビデンスの強さはD(とても弱い)であった。精巣癌は小児期,青年期,壮年期に多く発生し長期生存が望めるため,診断やフォローアップの際の医療被曝は重要な問題と考えられる。精巣癌患者における被曝量と二次性癌発症などの関係について,研究が考慮される。29エビデンスの確実性(強さ)の総合評価 重大なアウトカムである「O1:正診率(益)」「O2:被曝(害)」のエビデンスの確実性(強さ)はそれぞれB(中),D(とても弱い)であったため,全体的なエビデンスの確実性(強さ)はB(中)に決定した。益と害のバランス評価患者・市民の価値観・希望資源利用その他今後の研究

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