【文献】108 ■ 第 3 部 治療効果判定基準<治療前>a 測定可能病変と測定不能病変の定義 治療開始前に,各病巣について,測定可能かどうかについて判定することが必要になる。 1) Eisenhauer EA, Therasse P, Bogaerts J et al:New response evaluation criteria in solid tumours:Revised RECIST guideline(version 1.1). Eur J Cancer 45:228—247, 2009 2) 固形がんの治療効果判定のための新ガイドライン(RECIST ガイドライン)―改訂版 version 1.1―日本語訳JCOG 版 ver. 1.0 2010 年 6 月 14 日 本規約において,測定評価可能病変での腫瘍縮小効果判定は,RECIST guideline v1.1(New Response Evaluation Criteria in Solid Tumors)に準拠する1)。本項は JCOG による日本語訳に基づき作成した2)。第 4 版で効果判定の表記に関して腫瘍マーカーの推移がわかるように定義され,本規約でもこれを用いた。なお,本治療効果判定法の結果により実際の治療法の継続,中断,変更を決定すべきではなく,あくまでも個々の患者の症状,身体所見など総合的に判断したうえで,治療法を決定すべきである。 効果判定は,<治療前><治療中><治療後>の評価からなる。本項では,この順に記載した。また,効果判定に関係する RECIST guideline v1.1 中の事項を<治療効果判定,臨床試験に関する事項>として,記載した。 ベースライン(治療前)での評価は,測定可能病変と測定不能病変の定義に基づき分類したのち,測定可能病変から標的病変を選択し,病変を標的病変と非標的病変に分け記載する。この判定は,治療開始前 4 週間以内,なるべく開始に近い時点で行わなければならない。1)測定可能病変の定義a)CT で評価した場合 5 mm 以下のスライス厚注1)で撮影した CT において,長径が 10 mm 以上の病変。ただし,リンパ節病変では短径が 15 mm 以上の病変。腫瘍径の計測は横断面像にて行い,3 次元構築画像による矢状断面や冠状断面での計測は用いない。特定の状況におA 治療効果の判定1 治療効果判定法2 ベースライン(治療前)での評価
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