1) Roy I, Fortin A, Larochelle M. The impact of skin washing with water and soap during breast irradiation:a random-ized study. Radiother Oncol. 2001;58(3):333‒9.[PMID:11230896]ランダム 2) Campbell IR, Illingworth MH. Can patients wash during radiotherapy to the breast or chest wall? A randomized con- Campbell IR, Illingworth MH. Can patients wash during radiotherapy to the breast or chest wall? A randomized con- Campbell IR, Illingworth MH. Can patients wash during radiotherapy to the breast or chest wall? A randomized controlled trial. Clin Oncol(R Coll Radiol). 1992;4(2):78‒82.[PMID:1554631]ランダム 3) Westbury C, Hines F, Hawkes E, et al. Advice on hair and scalp care during cranial radiotherapy:a prospective ran-domized trial. Radiother Oncol. 2000;54(2):109‒16.[PMID:10699472]ランダム参考文献た。線量は20Gy/5回から60Gy/33回までさまざまであった。紅斑,落屑,疼痛および瘙痒感について,急性期の自他覚症状が比較されたが,両群間で差はなかった。 以上より,照射期間中の皮膚洗浄については,それを禁止した場合より放射線皮膚炎が軽減する報告はあっても増悪するものはない。 そこで照射部位に対しては,温水や泡立てた低刺激性石鹸を用い,タオルやスポンジ等による強い刺激を避けた皮膚洗浄が勧められる。ただし,皮膚マーキングは石鹸を用いた洗浄では消失することがあり,マーキング部の洗浄に関してはより慎重に行うことが望ましい。また,当初CQとして設定していたが,新たな知見がなかったこと,また数週間以上洗浄を禁止することは患者のストレスとなったり,QOLを下げたりし得る行為であり,これから先,新たな試験が行われる可能性も低いと考えられることからBQへ変更した。●検索キーワード・参考にした二次資料● 「がん患者に対するアピアランスケアの手引き2016年版」の同クエスチョンの参考文献に加え,PubMedで,“radiationtherapy washing”,“Radiotherapy, Adjuvant/adverse effects”,“Radiodermatitis/*prevention & control Hygiene”,“Skin Care/*methods”,“*Soaps”,“*Skin Care”のキーワードで検索した。医中誌Web・Cochrane Library・CINAHLでも同等のキーワードで検索した。検索期間は2015年1月1日~2020年3月31日とし,168件がヒットした。このなかから主要な論文を抽出するとともに,さらにハンドサーチでも関連文献を検索した。96Ⅰ.治療編‒放射線療法
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