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特性ウイルスクラミジアリケッチア 虫  菌細原寄真菌 生 虫1 直接感染特性と種類と間接感染に大別される。(図9-2) 第三者を介さず,直接に感受性宿主に侵入する場合をいう。直接感染は直接接触感染,飛沫散布,母子感染などに大別される。 ①直接接触感染:性交,キスなどの性行為,輸血,動物に噛まれた傷,土壌から直接傷口に侵入。 ②飛沫散布:患者またはキャリアとの対話や咳・くしゃみなどにより直接に飛沫を浴びて感染する場合で,呼吸器系疾患が主である。 ③母子感染 ・経胎盤感染(子宮内感染):病原体が胎盤を通過して胎児に感染する。185表9-1 主な病原体の特徴と種類病原体の区分特性核酸RNAかDNAを1つ有する。宿主細胞内で複製(生細胞),抗菌薬無効インフルエンザ,麻疹,流行性耳下腺炎,風疹,A型肝炎,C型肝炎,後天性免疫不全(エイズ),成人T細胞白血病,その他ヘルペス,サイトメガロ,EB,アデノ,B型肝炎細胞絶対寄生性,宿主細胞に感染細菌が侵入して増殖細胞に変わる。テトラサイクリン系,その他の抗菌薬が有効クラミジア・トラコマチス,クラミジア・シッタシ,クラミジア・ニューモニエ細胞絶対寄生性,感染はベクターが必要,抗菌薬が有効リケッチア・プロワツェキイ,リケッチア・リケッチイ,その地人工培地に発育(ごく一部の細菌を除く),化学療法剤有効黄色ブドウ球菌,溶血レンサ球菌,肺炎球菌,結核菌,炭疸菌,破傷風菌,ボツリヌス菌,淋菌,髄膜炎菌,大腸菌,チフス菌,赤痢菌,腸炎ビブリオ,コレラ菌,百日咳菌,その他へリコバクター,カンピロバクター,スピロヘータ(回帰熱ボレリア,梅毒トレポネーマ,出血黄疸レプトスピラ)単細胞原生動物赤痢アメーバ,トキソプラズマ,膣トリコモナス,マラリア原虫,クリプトスポリジウム多細胞動物,強い病原性はないが,宿主の臓器などに寄生回虫,ギョウ虫,アニサキス肺吸虫,日本住血吸虫,横川吸虫エキノコッカス,広節裂頭条虫最下等の植物,菌糸,胞子,出芽などで増殖カンジダ,クリプトコッカス,アスペルギルス,皮膚糸状菌類種類RNADNA種類特性種類特牲グラム陽性グラム陰性らせん状特性種類特性線虫類吸虫類条虫類特性不完全菌類1 感染症の成り立ち▶▶

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