2次分枝以降の肝実質内でのGlisson■は2分岐を繰り返すことは少なく,外側区域のS2,S3を除いては規則性を見出すことは困難である。亜区域については1本の亜区域枝により対応していることはほとんどなく数本の3次分枝により栄養される。1つの3次分枝は肝表面を底面としたCone Unitの形態をしている。高崎はこの3次分枝を区画枝と命名した(図3)4)。1区域はおよそ8本の区画枝により構成される。4ab3次分枝(区画枝)2次分枝(中区域枝)前区域枝2次分枝(右区域枝)後区域枝中区域:前区域右区域:後区域Glisson鞘3次分枝は肝表面を底面,Glisson鞘根部を頂点とするConeの形態と捉えられる。2次分枝(左区域枝)左葉枝左1次分枝Glisson本幹右肝静脈中区域:前区域右区域:後区域左肝静脈左区域:左葉図3. 肝区画図2. 高崎の3区域分け右1次分枝図1. Glisson樹左区域:左葉尾状領域:尾状葉456の処理により行われる。Glisson鞘一括処理
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