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非典型例:ケラチンのような落屑物が主体の成熟奇形腫(43歳)非典型例:fat ballを伴った成熟奇形腫(28歳) B : MRI T1強調像。腫瘤内部は不均一な淡い軽度高信号を示すが,皮下脂肪ほどの信号ではない。 C : MRI選択的脂肪抑制T1強調像。腫瘤内は筋肉と同程度ではっきりとした信号低下はみられない。 D : MRI造影脂肪抑制T1強調像。腫瘤に造影効果はみられない。嚢胞性病変を反映している。 E : MRI拡散強調像(b=1,000)。著明な高信号を示し,非常に粘稠な内容物と推測される。T2強調像のケミカルシフトアーCADBEABC図3 A : MRI T2強調像。子宮左側に高信号の腫瘤を認める(扌)。よくみると高信号域内は不均一に高信号域と淡い低信号域が図4 A : MRI T2強調像。単房性の嚢胞性腫瘤を認め,嚢胞内腹側に浮遊する多数のfat ballを認める(▷)(floating balls sign)。 B : MRI T1強調像。fat ballは淡い高信号を示す(▷)。 C : MRI脂肪抑制T1強調像。fat ballの信号低下を認める(▷)。認められ,脂肪成分によるケミカルシフトアーチファクトである。チファクトと併せて脂肪を含む内容物とわかる。臨床放射線 Vol. 68 No. 12 20231298

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