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TNMアトラス(第6版) 日本語版
「TNM悪性腫瘍の分類(第7版)」に準拠したアトラスの日本語版!
訳 | UICC日本委員会 TNM委員会 |
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定 価 | 11,000円 (10,000円+税) |
発行日 | 2015/05/25 |
ISBN | 978-4-307-00476-3 |
B5判・400頁
在庫状況 | なし |
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「TNM悪性腫瘍の分類(第7版)」に準拠し作成されたUICC TNM Atlasの日本語版。500点以上のフルカラーイラストで、癌の進展の解剖学的部位をわかりやすく図解。言葉の表現だけではわかりにくい部分も、イラスト化することで一目瞭然となり、読者の理解を大きく助けます。日々の臨床場面において、より実用的にTNM分類を適用していくために、癌にかかわるすべての医師、看護師、がん登録士に必携の一冊。
初版序
第6版序
謝 辞
第6版執筆者
第5版執筆者
第4版執筆者
第3版執筆者
第2版執筆者
緒 言
遺残腫瘍(R)分類
■頭頸部腫瘍
口唇および口腔
咽 頭
喉 頭
鼻腔および副鼻腔
上気道消化管の悪性黒色腫
大唾液腺
甲状腺
■消化器系腫瘍
食道と食道胃接合部
胃
消化管間質腫瘍(GIST)
小 腸
虫垂─癌
虫垂─カルチノイド
胃,小腸,大腸のカルチノイド腫瘍
結腸および直腸
肛門管
肝臓─肝細胞癌
肝臓─肝内胆管
胆 嚢
肝外胆管─肝門部
肝外胆管─遠位
Vater膨大部
膵 臓
■肺・胸膜腫瘍
肺
胸膜中皮腫
■骨・軟部腫瘍
骨
軟部組織
■皮膚腫瘍
皮膚癌
眼瞼の皮膚癌
皮膚悪性黒色腫
皮膚のメルケル細胞癌
■乳腺腫瘍
■婦人科腫瘍
外 陰
腟
子宮頸部
子宮内膜
子宮─子宮肉腫
卵 巣
卵 管
妊娠性絨毛性腫瘍
■泌尿器系腫瘍
陰 茎
前立腺
精 巣
腎
腎盂および尿管
膀 胱
尿 道
副腎皮質腫瘍
ホジキンリンパ腫
非ホジキンリンパ腫
第6版序
謝 辞
第6版執筆者
第5版執筆者
第4版執筆者
第3版執筆者
第2版執筆者
緒 言
遺残腫瘍(R)分類
■頭頸部腫瘍
口唇および口腔
咽 頭
喉 頭
鼻腔および副鼻腔
上気道消化管の悪性黒色腫
大唾液腺
甲状腺
■消化器系腫瘍
食道と食道胃接合部
胃
消化管間質腫瘍(GIST)
小 腸
虫垂─癌
虫垂─カルチノイド
胃,小腸,大腸のカルチノイド腫瘍
結腸および直腸
肛門管
肝臓─肝細胞癌
肝臓─肝内胆管
胆 嚢
肝外胆管─肝門部
肝外胆管─遠位
Vater膨大部
膵 臓
■肺・胸膜腫瘍
肺
胸膜中皮腫
■骨・軟部腫瘍
骨
軟部組織
■皮膚腫瘍
皮膚癌
眼瞼の皮膚癌
皮膚悪性黒色腫
皮膚のメルケル細胞癌
■乳腺腫瘍
■婦人科腫瘍
外 陰
腟
子宮頸部
子宮内膜
子宮─子宮肉腫
卵 巣
卵 管
妊娠性絨毛性腫瘍
■泌尿器系腫瘍
陰 茎
前立腺
精 巣
腎
腎盂および尿管
膀 胱
尿 道
副腎皮質腫瘍
ホジキンリンパ腫
非ホジキンリンパ腫
TNMアトラス(第6版)日本語版の出版にあたって
このたび、UICC日本委員会から、TNMアトラス第6版の日本語版を金原出版より出版することとなった。翻訳については、UICC日本委員会のTNM委員会の事業として行い、翻訳の実務は、慶應義塾大学の淺村尚生とがん研究会有明病院の佐野武の2名が担当した。
TNMアトラス第6版の日本語版出版の経緯について若干申し上げておきたい。まず、このアトラスはそれ自体が通算で第6版ということであるが、その内容であるTNM分類としては第7版のTNM分類に準拠したものとなっている。第6版のTNM分類に準拠しているというわけではない。多少誤解を与えやすいので、まずもってこの点に注意を喚起したい。
現在使用されている第7版のTNM分類は、2010年1月より発効し、次版となる第8版は予定より1年遅れて2017年1月に発効することがすでに決定している。2015年の現在は、各臓器におけるTNM分類の改訂作業が大詰めであり、予定としては、2016年の9月頃には第8版が出版されることとなっている。そのような意味においては、この第6版のTNMアトラスの出版を第8版の出版が迫っているこの時期に行うことは、UICC日本委員会の中にも若干の議論があった。これは、もともとUICC本部からのTNMアトラスの出版が遅れたことに起因するものではあるが、やはり、こういった出版物の継続性が重要であるという認識に鑑みて、出版を行うこととしたものである。
このアトラスの内容については、第7版のTNM分類に準拠して、イラストレ−ションを駆使して、味気ないTNM分類の規約文を視覚的にわかりやすく解説したもので、言葉の表現では分かり難い部分が、一目瞭然となって、読者の理解を大きく助けてくれるのではないかと思う。それこそアトラスの目的であり、まさに“百聞は一見にしかず”の好例であるに違いない。このアトラスを活用されて、より正確なTNM分類の理解の一助としていただきたいと思う。訳者の一人である淺村は、ジュネ−ブのTNM Prognostic Factors Core Group委員会のメンバ−の一人であり、TNMアトラスの原本の執筆をWittekind博士とともに担当した。しかし、新しいイラストレ−ションの導入を図ったため、予想以上にイラストレ−ション部分の作成に時間を要し、その結果としてアトラス自体の発刊が遅れたのが実情である。本アトラスには、TNM分類第7版と整合性のとれない部分が少数ではあるが散見される。今回の翻訳では、その部分の訂正については最小限度に止め、アトラスの原文に準拠することを原則とした。読者におかれては、この点にもご理解を賜り、疑問があった場合は、常にTNM分類の原文を参照されながらアトラスをご覧いただきたいと思う。
最後に、翻訳補助の多大な労をとっていただいた金原出版の佐々木瞳さんには、訳者一同深甚なる感謝を申し上げる。
2015年4月
UICC日本委員会委員長、がん研究会がん研究所名誉所長 北川知行
UICC日本委員会TNM委員会委員長、慶應義塾大学医学部外科学教授 淺村尚生
がん研究会有明病院消化器外科部長 佐野 武
初版 序
UICC TNMブックレットでは多数のT、N、Mが取り扱われており、悪性腫瘍の分類をすることは、大多数の臨床医にとって、退屈な、重くるしい、つまらない業務に思えるのかもしれません。しかし、この『TNMアトラス』を見れば、味気ないカテゴリ−も、たちまちのうちに生き生きとしたイメ−ジとなって、臨床医のもっているノウハウや研究上の技法を向上させてくれると思います。
B. van der Werf−Messing、 M. D.
Professor of Radiology
Chairman of the International TNM Committee of the UICC
1982年7月、ロッテルダムにて
このたび、UICC日本委員会から、TNMアトラス第6版の日本語版を金原出版より出版することとなった。翻訳については、UICC日本委員会のTNM委員会の事業として行い、翻訳の実務は、慶應義塾大学の淺村尚生とがん研究会有明病院の佐野武の2名が担当した。
TNMアトラス第6版の日本語版出版の経緯について若干申し上げておきたい。まず、このアトラスはそれ自体が通算で第6版ということであるが、その内容であるTNM分類としては第7版のTNM分類に準拠したものとなっている。第6版のTNM分類に準拠しているというわけではない。多少誤解を与えやすいので、まずもってこの点に注意を喚起したい。
現在使用されている第7版のTNM分類は、2010年1月より発効し、次版となる第8版は予定より1年遅れて2017年1月に発効することがすでに決定している。2015年の現在は、各臓器におけるTNM分類の改訂作業が大詰めであり、予定としては、2016年の9月頃には第8版が出版されることとなっている。そのような意味においては、この第6版のTNMアトラスの出版を第8版の出版が迫っているこの時期に行うことは、UICC日本委員会の中にも若干の議論があった。これは、もともとUICC本部からのTNMアトラスの出版が遅れたことに起因するものではあるが、やはり、こういった出版物の継続性が重要であるという認識に鑑みて、出版を行うこととしたものである。
このアトラスの内容については、第7版のTNM分類に準拠して、イラストレ−ションを駆使して、味気ないTNM分類の規約文を視覚的にわかりやすく解説したもので、言葉の表現では分かり難い部分が、一目瞭然となって、読者の理解を大きく助けてくれるのではないかと思う。それこそアトラスの目的であり、まさに“百聞は一見にしかず”の好例であるに違いない。このアトラスを活用されて、より正確なTNM分類の理解の一助としていただきたいと思う。訳者の一人である淺村は、ジュネ−ブのTNM Prognostic Factors Core Group委員会のメンバ−の一人であり、TNMアトラスの原本の執筆をWittekind博士とともに担当した。しかし、新しいイラストレ−ションの導入を図ったため、予想以上にイラストレ−ション部分の作成に時間を要し、その結果としてアトラス自体の発刊が遅れたのが実情である。本アトラスには、TNM分類第7版と整合性のとれない部分が少数ではあるが散見される。今回の翻訳では、その部分の訂正については最小限度に止め、アトラスの原文に準拠することを原則とした。読者におかれては、この点にもご理解を賜り、疑問があった場合は、常にTNM分類の原文を参照されながらアトラスをご覧いただきたいと思う。
最後に、翻訳補助の多大な労をとっていただいた金原出版の佐々木瞳さんには、訳者一同深甚なる感謝を申し上げる。
2015年4月
UICC日本委員会委員長、がん研究会がん研究所名誉所長 北川知行
UICC日本委員会TNM委員会委員長、慶應義塾大学医学部外科学教授 淺村尚生
がん研究会有明病院消化器外科部長 佐野 武
初版 序
UICC TNMブックレットでは多数のT、N、Mが取り扱われており、悪性腫瘍の分類をすることは、大多数の臨床医にとって、退屈な、重くるしい、つまらない業務に思えるのかもしれません。しかし、この『TNMアトラス』を見れば、味気ないカテゴリ−も、たちまちのうちに生き生きとしたイメ−ジとなって、臨床医のもっているノウハウや研究上の技法を向上させてくれると思います。
B. van der Werf−Messing、 M. D.
Professor of Radiology
Chairman of the International TNM Committee of the UICC
1982年7月、ロッテルダムにて