ひと目でわかる
微生物検査アトラス 第2版
グラム染色を制する者は感染症を制する! 熱望の大改訂。
監 修 |
荒川 創一 |
編 集 |
木下 承晧 |
定 価 |
3,520円 (3,200円+税) |
発行日 |
2013/03/01 |
ISBN |
978-4-307-05041-8 |
B6変判・300頁・カラー図数:258枚
感染症の診療において、グラム染色は菌種の推定、治療効果の判定、炎症像の確認ができるきわめて優れた検査方法である。しかし、誰もがいきなりグラム染色をすれば、これらが的中するわけではない。グラム染色には熟練の「職人技」が不可欠だ。本書では基本的な手技から具体的な染色所見の読み方、類似菌種の見分け方、その後の対応まで、さまざまな検体,あらゆる微生物を網羅した「職人技」をマスターするための羅針盤である。
第1章 各種検体とその採取
1.検体採取方法と採取容器
2.血液
3.髄液
4.穿刺液(胸水、腹水、関節液など)
5.下気道(喀痰、気管支洗浄液)
6.上気道(咽頭・上咽頭、鼻腔)
7.尿、前立腺液
8.生殖器(膣分泌物、頸管粘液、尿道分泌物、精液)
9.消化器(胃液、胃粘膜組織、胆汁)
10.糞便
11.開放膿、非開放膿(pus、wound、abscess)
12.眼(結膜、角膜、涙器、硝子体)
13.耳鼻咽喉(内耳、中耳、外耳)
14.血管内留置カテ−テル、持続的腹膜透析ドレ−ン(チュ−ブ)
15.鱗屑、毛髪、爪
第2章 塗抹検査の実際と染色法
1.顕微鏡の見方
2.標本の作り方
3.グラム染色
4.抗酸菌染色
5.その他の染色法と一般的事項
6.主治医への報告
第3章 各種検体の微生物染色標本
1.染色の失敗例
2.血液培養
3.髄液
4.呼吸器
5.咽頭粘液
6.肺組織スタンプ
7.胸水
8.腹腔ドレ−ン排液
9.関節液
10.胆汁
11.尿
12.生殖器
13.胃粘膜
14.糞便
15.創・膿
16.鱗屑
17.眼
18.耳漏
19.抹消血液
主な抗微生物薬一覧
グラム染色による微生物の分類と菌名
検体別 本書中の微生物一覧